長期修繕計画の作成
長期修繕計画とは
令和3年9月に「長期修繕計画標準様式」と「長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメント」が改訂されました。
長期修繕計画は、建物の基本性能を維持するために30年以上先までに、どんな修繕を、いつ頃、どんな周期で実施するかを想定して、その費用の算定と、修繕積立金を含めて将来計画を明確にし作成します。
長期修繕計画の作成は、管理組合の業務となり、作成された計画は総会での承認が必要です。
修繕積立金との関係
長期修繕計画の期間は、30年以上とし、その間に大規模修繕工事が2回含まれていることが必要です。また、工事費用は不確定な要素が含まれますので、5年程度ごとに見直しが必要です。
管理計画認定との関係
管理計画認定制度との関係では、見直しに必要な期間を考慮し、7年以内に作成又は見直しがされた長期修繕計画があることが最低でも必要となります。
長期修繕計画の作成方法
過去の修繕履歴や設計図書を参考に、外壁塗装、屋上防水、給排水管の取替工事等マンションの建物全体について必要な修繕周期と工事金額が不足しないように定めておくことが重要です。